季刊 表現の技術

すべての人間に公開

なんだか仕事用の机が使いづらいなと思って周囲を見回したら、この1年にちょこちょこと買った本が机の上に無造作に積み上げられていた。ブックオフの均一コーナーとかメルカリで安い本を買うのが、最近のぼくの楽しみになっていることは自覚していたが、何回かめくって手近なところに積んだ本が作業スペースをじょじょに侵食していたのには気づかなかった。じょじょにだから気づきにくい。

机の上は整理整頓はされていなくていいかもしれないが、何も置いていないスペースは少しでも多く確保したい。一日のほとんどはこの机の前に座っているので、そこで「何かできそう」「何かしたくなる」ような空白がいつも目に入っているほうが精神にはいい。勘違いかもしれないが多少は意欲や挑戦心のようなものが湧いてくるので。