季刊 表現の技術

すべての人間に公開

心が健康なら感情のコントロールはいらない

怒りを上手にマネジメントする方法とか、不安に前向きに対処する方法とか、あとは「誤りを指摘されたときに、それを自分への攻撃と思ってしまいがちな人はこういうところに気をつけましょう」とか、感情をうまくコントロールする方法はいろいろと発明されていて、あちこちで語られているわけですが、そもそも心が十分に健康な人なら、特に感情の扱いに気を配らなくても、うまくやれるだろうと思う。ストレスの対処法なんかもそうだな。心身が健康ならストレスは勝手に心から排泄されていくだろう。こういう技術を学ぶ前に心を健康にしたほうがいいと思いました。ランニングのフォームを学ぶ前に膝や足首の怪我を治したほうがいいということである。