季刊 表現の技術

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また丸刈りです

また頭を丸刈りにした。

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これは商用利用もできるフリー素材サイトの写真だけど、今もこれと同じ長さの丸刈りである。

ぼくは頭皮が荒れやすい。年に1回か2回、頭皮が乾燥肌ぽくなり、ちゃんと髪を洗っていてもフケがたくさん出るようになる。不潔感を醸し出してつらい。こういう時は頭皮に化粧水を直接かけたり、ココナツオイルをすりこんだりしたいし、また悪い菌の繁殖も抑えられるかとも思い、坊主にしてしまう。自分でバリカンを使うのである。

精神科医の中井久夫先生はたくさん本も書いている人だが、原稿書きの仕事で根をつめ、脳の負担が高まるとフケの量が増えると書いていた。

フル回転した中井先生の脳が発熱し、血行が促進され、頭皮の新陳代謝も異常にはかどり、古い皮膚がどんどんはがれてフケが生産されていく。

そんなCGアニメーションを内心で構成したが、実際は原稿書きが大変でストレスが溜まると頭皮が荒れるというだけのことなのかもしれない。あと仕事中にいらいらして頭をかきむしることが増えてるだけじゃないのか。

ストレスが問題なのだ。なんで年に1回か2回、俺の頭皮は荒れるのだろうと不思議に思っていたのだが、思い返してみると、ストレスがたまったときに頭皮は荒れる。そういえば最近も、仕事が思い通りに進まず、金の心配をしたりした。

ぼくは頭皮が荒れたときくらいしか頭皮を気にかけないけど、つねに頭皮を世話している人にとっては、ストレスと頭皮のコンディションが連動しているのは当たり前のことなのでしょう。