季刊 表現の技術

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散歩中にメガネをはずしてみた

暖かかったせいだろうか、散歩中に何気なくメガネをはずしてから、「外でメガネをはずすのは何年ぶりだろう」と思った。もしかしたら5年ぶりくらいかもしれない。

例によって顔の下半分はマスクで覆われているのだが、覆われているだけに、アイホール周辺の皮膚がひさびさに感じる風は新鮮である。涼しいようなこそばゆいような感じ。ふだん露出しない粘膜とその周辺の皮膚が風に吹かれているわけで、気分的には金玉を露出しているのに近い。

寝るとき以外は、本当にメガネをはずす時間がほとんどないぼくです。風呂でも髪を洗うとき以外は、かけている。数年前に、風呂場で目が見えないのはなんだか不安なような気がして、入浴中も洗髪時以外はメガネを装着することを決定したのだが、今思うとあの決定当時は心が病気であった。もう風呂場でメガネかけるのはやめよう。

(ただ旅館の大浴場に行くなど、慣れない・広い風呂場に行くときは、今後もメガネをかけます。段差が見えなかったりして、危ないので。)