季刊 表現の技術

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西友でマグロを買った

夕方、遊んでいる小学生たちの邪魔をしないように公園で懸垂をしたあと西友に寄ったら、たぶんサクを取るときに取り除いた部分だと思うんだけど、血色のいいマグロの赤身切り落としが安く売られていた。しかも半額になっていた。筋トレ後で体がタンパク質を求めていたこともあり、買って帰った。

値札には「煮付けに」と印字されていて、たしかにマグロの煮付けはうまいんだよな簡単だし、醤油とみりんと、あとおろし生姜を入れてさっと煮るとご飯のおかずになる。冷蔵庫に入れておくと煮汁が「煮こごり」になるのもうれしい。面倒ならレンジでも調理できるし。父親はよく晩酌にマグロの刺身を食べていて、1、2切れ食べ残すことがあると、母はそれを小皿にのせて醤油をかけ、ラップしてチンして、ぼくの弁当に入れてくれた。母はおかずをご飯に乗せるクセがあり、醤油がしみた飯がうまかった記憶がある。

とはいえ今日は煮付けの気分ではなかったので、フライパンでニンニクとオリーブオイルを熱して、マグロを焼いた。ひっくり返してから、思い出して塩をふった。焼けたらタッパーにとる。空いたフライパンは洗わず、そのまま玉ねぎの薄切り(のつもりなんだけど、切るのが下手なのでけっこう厚い)を軽く炒める。この玉ねぎもタッパーのマグロの上に乗せる。オリーブオイル、酢をどちらも「ドボボボ」くらいかける。ふたをして軽く揺する。しばらく置くとマリネのようなものになる。

火を通したマグロって旨いよな。そう言えばツナ缶も火を通したマグロだな。ツナ缶はノンオイルのやつが好きです。