季刊 表現の技術

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足が重くなる

気が重い。起きたくない。夢に手負いの猿が二匹出てきてカムイ伝みたいだったが、気分の悪い夢であった。プロテインを飲んで出かける。


歩くときに脚が重い。気分が沈んでいることや、気乗りがしなかったりすることを「又蔵の足どりは重かった」などと表現することがあるが、精神が元気でないと本当に足が重く感じることを知った。膝から下が鉛のようだ。パワーアンクルをつけた感じである。物理的に重い。今まで憂鬱なときは外出自体をやめ、家でゴロゴロしてばかりいたから、足が重くなることに気づかなかったのであろう。体重が増えたせいかも、とも一応考えたが、酒を飲むと治るので違うと思う。

 

代々木駅で電車を乗り換えた。山手線がいつもより揺れるので脱線するんじゃないかと不安でしょうがない。